思い出の京の宿
しばらく間が空いてしましたが
また京都レポート書いていきます。
今までのは小学生の日記みたいにその日にあったことを追っていたので
これからはテーマごとに詳しく感想などつづってみます。
最初は京都の宿のお話
今回3泊したのはホテル「コープ.イン.京都」
京都の繁華街河原町通りや錦市場に程近い所にあります。
住所は京都市中京区
柳馬場蛸薬師上ル筒井町411
やなぎのばんば たこやくし あがると読みます。
柳馬場通りと蛸薬師通りの交わった四つ角から少し登った(北側に行った)ところにあるという意味。
五番目の通りと通りを基点に上ガル、下ガルと案内しているので街中の住所は長いのです。
コープという名がついているように生協の宿です。
私が今パルシステム静岡(牛のマークのトラック)の組合員なので
割引価格で宿泊できたのですが、選んだ理由はそれだけでありません。
学生時代に受験生の相談員のボランティア活動をしていた時に
私はこのホテルの担当でした。
私の母校・立命館大学の福利厚生は生協が全て担っており
受験生にも宿を斡旋をしています。
その生協斡旋の宿には学生の相談員を配置して受験生のお世話をさせています。
具体的には
夜相談会を開いて自分が受験生の時の体験談や学生生活を紹介したり
翌朝はホテルから大学まで案内します。
生協手配の貸切バスに乗せて連れていくのでバスガイドさんみたいなこともやっていました。
実は私受験生の時にこの相談員にお世話になっていてそれで自分もなったのです。
今、整理収納アドバイザーという仕事しているのは
「かっての自分のように片付けに困っている人の力になりたい」
との思いからですが、それと同じ理由ですね。
でも私が受験生の時に実際に利用したのは
「コープ.イン.京都」ではなく
←こちらの「ウオジ苑」という旅館です。
これもすぐ近くなので久しぶりに行ってみました。
柳馬場の一本東の「富小路(とみのこうじ)」という
いかにも京都らしい雅な名前の通りにあります。
中学の修学旅行で京都にほれ込んだ私は
大学は絶対「京都」と決めていたので
立命館で4学部受験し、
他の京都の大学も「ウオジ苑」から受けに行ったので
一週間近く泊っていたと思います。
今は立命館も他の京都の学校も
静岡市でも受験会場ができてますが
その当時はありませんでしたから。
それだけ長く泊っていたので当然受験相談員の先輩たちと仲良くなり
受験生の時から「合格したら自分も相談員やろう」と決めてました。
そして宿泊代節約のため相部屋利用したのですが、これがまた楽しかった。
受験で楽しかったというのも変なのですが、
同じ大学を志望する仲間と私は初めてここで出会えたのです。
当時高校の同級生たちはみんな東京の大学を志望していて
京都に行きたいなんていうのは私ぐらい。
みんなに「何で京都なの」といわれ、さらに親にも反対されてました。
それは京都が遠いということだけでなく
うちの両親の立命館のイメージは
自分たちが若かりしころの学生運動の盛んな大学という
「二十歳の原点」のころのままだったからです。
実際当時(1990年)はそれらはまったくなくなっていたのですけどね。
※「二十歳の原点」は学生運動盛んなころの立命館大学のある女学生の日記
昔ベストセラーにもなった本です。
だから相部屋になった子たちと気持ちが通じ合えたことがとてもうれしかったのです。
私は残念ながら現役合格でなくて浪人したのですが、
浪人中も相部屋だった仲間と文通して
大学生活をつづった手紙にやる気をもらったり
同じく浪人している子と励ましあったり・・・
そしてめでたく翌年合格できたときは
一足先に合格していた相部屋友達に下宿探しを手伝ってもらったりしました。
二月に入ると関西の大学の受験は一斉に始まります。
もうじきかっての私のような受験生や大学生の相談員の姿が
それぞれの宿で見られるようになるのでしょう。
がんばれ受験生、受験相談員!