家を建てることがあれば唐長の京唐紙で襖か
アクセントウール※を作るのが夢です。
(※部屋の一面だけ色柄のついた壁紙で貼る手法)
しかし、今は賃貸ぐらしですし経済的にも豪勢に唐紙を購入できないので
お土産に買ったのは唐紙のはがきと、現代風にアレンジされたペーパーです。
でもそれを額に入れて飾ってみました。
はがき5枚をA4サイズの額の中に並べて、真ん中に唐長の説明紙をいれました。
ペーパーは四角い水色の箱の中に9色の紙が入っています。
柄は南蛮七宝という古典柄なんです(唐長で買った本にも代表的な古典柄として載っています)
これを模様を重ね合わせながら色のグラデーションにして貼っていきました。
洋風の部屋(一応私のイメージは北欧のイメージ)に
和のテイストの京唐紙ですが、それなりにまとまりました。
もともと北欧インテリアと日本のインテリアは愛称いいこともあるのですが
床や他の家具などと同じ色目の木のフレームに入れたのも
異なるテイストのモノをうまく調和させるポイントです。
ちなみにこの額100円ショップのセリアで購入したものなんです。
実は以前から私の部屋のこの壁には同じフレームを使って唐紙をかざっていました。
前かざっていたのは江戸からかみです。
昨年夏に東京に仕事ででかけたついでに
江戸唐紙の老舗松屋で買ってきたもの。
その時の記事は
こちら
松屋さんも私からすれば歴史ある老舗ですが
唐長さんのスタッフと話していたら
「あちらさんは最近はじめられたとこでしょ」みたいなことを
サラリとおっしゃるので、ビックリしました。
余談ですが京都では戦前というのは太平洋戦争の前ではなくて応仁の乱の前のことをさすという話を本で読みました。
嘘か本当かわからないけど・・・
でも確かに京のほうが歴史が比べ物にならないほど長い。
江戸が発達したのは江戸幕府が開かれてからですからね。
そして長い歴史の中で洗練されてきたからか
柄もとても洗練されているような気がするのは贔屓目かな・・・
どっちにしても私は「唐紙」好きです。
和の素材が好きだからというのもあるけど
版木で和紙に刷っているから絵で描いたものとは違って
あまり強く主張しないからいろんなものとあわせやすい。
だけど、塗料に雲母という光る素材のものを使っていることが多く
光の当たり方や見る角度でキラッと光ったり模様が浮かびあがる、
その奥ゆかしい、京言葉でいえば「はんなり」したところに
たまらなくメロメロになってしまう私です。