この夏の旅

仕事柄つい気になる建物があると写真を撮らずにはいられない性分。
これが旅となるとなおさら。
素敵な町並みや建物を見にいくのを旅の目的にすることも多いのですが、
そうでない旅行でもピンとくるものがあるとすぐ撮影。
この8月の旅でのショットを紹介します。


まずはこれ 
この夏の旅
この夏の旅この夏の旅
「ヨーロッパに行ってきました」と言っても信じてもらえそうな写真ですが
浜松市にある「ぬくもりの森」です。
このテイストを得意とする設計事務所「ぬくもり工房」と
そこが手がけたケーキ屋、雑貨屋などが
同じエリアにまとまって建っているので圧巻。
中世ヨーロッパの町並みに迷い込んだような気分になれます。
8月はじめに大学時代の友人のところに遊びにいき、市内を案内してもらいました。



お次は日本の江戸時代にタイムスリップしたような町並みと建物。
この夏の旅
山梨県早川町にある赤沢宿。
重要伝統的建造物郡保存地区になっています。
日蓮宗の総本山身延山とその近くの霊場七面山を結ぶ宿場で
江戸時代には各地から「講」とよばれるグループで参拝にやってくる
白装束の参拝者で道が埋め尽くされていたとか。
今でも営業している旅館は一軒しかないのですが、
廃業した旅館の軒先にかかる看板には当時の賑わいを感じさせる
参拝した講が奉納した看板(?)がかかっています。
この夏の旅

山梨にはつい先日の月曜に24日に講演会の仕事があり、
その前日の日曜の予定がなにもなかったので
土曜の夜から早川町の西山温泉の湯治宿蓬莱館に二泊して温泉と観光を楽しみました。

写真は蓬莱館の鄙びた趣たっぷりで味のある旧館の建物。
この夏の旅
この夏の旅
余談ですが蓬莱館はリピーターの湯治客が多いそうです。
源泉掛け流しのお湯もいいのですが何よりも家庭的な
温かくきめ細かいおもてなしが魅力なのだと思います。
土曜の仕事の予定が長引いて到着が夜九時前になってしまったのですが、
快く応対していただき、その後の夕食に揚げたての山菜のてんぷらが出てきて感激。
そんな時間のチェックインだから取り置きの料理を覚悟していたので…。
またそのてんぷらをはじめとする山菜料理がとてもおいしい。
いつか本格的に湯治にきたいです。



蓬莱館の少し上にある町営の「奈良田の里温泉」は
今回の旅の最大の目的地でした。
この夏の旅
お湯の質がとてもいいとの評判はいろんな人から聞いていました。
入って納得、すごくとろみのある柔らかいお湯です。
建物もとても風情があって休憩室の縁側で本を読んでごろごろしては
また風呂にはいってまったりすごしました。


奈良田里温泉の周辺にも昔の伝統的な建物が保存展示されています。
屋根板を石で押さえた昔の民家です。
この夏の旅


最後はこちら
この夏の旅
またまたヨーロッパのようなレンガ造りの建物です。
山梨県甲斐市にあるサントリーの登美の丘ワイナリーの貯蔵庫です。
車でいったので試飲が楽しめなかったのが残念でした。
この夏の旅この夏の旅




同じカテゴリー(建物探訪)の記事画像
御殿場東山・旧岸邸
お気に入りの街~旧蒲原宿
博多町家でステキな出会い
松本の街を散策
赤坂迎賓館を見学してきまた
沼津垣
同じカテゴリー(建物探訪)の記事
 御殿場東山・旧岸邸 (2014-07-03 16:52)
 お気に入りの街~旧蒲原宿 (2014-04-10 17:54)
 博多町家でステキな出会い (2013-05-04 13:58)
 松本の街を散策 (2012-12-29 22:23)
 赤坂迎賓館を見学してきまた (2010-09-11 09:06)
 沼津垣 (2010-07-10 05:22)

2009年08月26日 Posted byふーみん at 14:11 │Comments(2)建物探訪

この記事へのコメント
 いやーいい写真ありがとうございます。
眼福、眼福。

日本にはまだまだいい建物があるんだなあ~。

周りの風景に溶け込んでこれまたいい味を出してますね。
Posted by 紋吉 at 2009年08月26日 17:59
紋吉先輩

お返事おそくなりました~
建物は単独でなくて周囲との関係で
見栄えが変わってくると思います。
新築するときに建物本体でお金を使ってしまって
エクステリア(庭)の整備まで手が回らないケースが
多いのですが、少し家の予算を削ってでも
庭を整備した方が断然見栄えがよくなると思います。

しかし、先輩とこんな建物談義するとは
大学時代は思ってもいなかったです
お互いまだ建築とは関係ないことしてましたからね。
Posted by ふーみんふーみん at 2009年09月03日 13:32
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
この夏の旅
    コメント(2)