贈り物って難しい②
叔母さんの退職祝いに花束を贈ったら、そのお返しに平皿が届きました。
先日叔母さんと会ったらその話題に。その時と父と叔母の会話。
叔母「ねぇねぇ、あのお皿いいでしょ。使ってくれてる?」
父「しまってあるよ。今お皿足りてるから」
叔母「なんでぇ、せっかくだから早く使って」
父「それよりお前、俺が東北旅行の土産のカバ細工のお盆使ってるか?」
叔母「使ってない、普段使いのお盆はあるから」
父「俺の使えばいいじゃないか」
叔母「いいお盆だから特別なお客様用にとってあるのよ」
父と叔母の会話を聞き、似たもの兄妹というか、どっちもどっちだなと思わず笑ってしまいました。
すぐ使ってほしいと願う気持ち分からなくもないですが…。趣味の問題もありますし、それがクリアできても既に同じ用途のもの持っていたら、大抵の場合は今使用しているものが古くなったり壊れるまで出番待ち。すぐ使ってもらえるのはよっぽど気に入ったか、ちょうど替えようと思っていた時期にタイミングが合わない限り難しそうです。
我が家もいただき物の食器やお盆の類が押入れに山のように入ってます。そのくせ日常使いの食器はヒビわれたものをいつまでも使っていたりするのですよね。これはもったいないと母に言って最近入れ替えをしましたが、それでもまだ沢山あります。
仕事で関わるお客様のお宅でも似たようなケースが多く、「場所を取る」「使わないけど捨てられない」といった収納の悩みの種になっているようです。あと「新築祝いでもらった品が趣味に合わくて困った」との声もありました。
付き合いを大事にして、お祝いその時々の気持ちを贈り合うのは、すばらしい日本の文化なのでしょうか、収納やインテリアの面からみると問題も多しです。インテリアコーディネーターとしてこういう話題に始終ふれていると自分が贈る立場になった時に非常に考えさせられます。